カテゴリ:小説( 4 )

いきなり核心にせまるが、「光秀生存説」

「勝てば官軍」な世において、山崎の合戦に敗れた光秀はまさしく単なる「謀反人」。敗者の言い訳なんて聞いちゃくれない戦国史にあって光秀が「いい人」でいられるのはなぜか?
そこに、「官軍」側において暗躍する(?)光秀関係者の存在の影が…。
…なぁんて、かっこいいナレーションつけちゃったりして♪

★☆★本日のコレを見よ!★☆★

「明智光秀」早乙女貢 著・文春文庫
独断と偏見による・・・■お勧め度;5(5段階評価)■光秀出現度;5(5段階評価)
わたしを「親光秀派」に引きずり込んだ運命の一冊。理想の光秀像ここにあり!

光秀は山崎の合戦で敗退したのち小栗栖の竹林で落ち武者狩りにあって死亡。
「・・・そんな、そんな、そんな情けない最期はイヤじゃー(大泣き)」ってなファンの心情を汲み取っていただき、まことにありがとうございますという小説。
実は、光秀ファンの欲望(?)を満たすべく、「光秀生存説」は各種あるのですが、「光秀-天海僧正説」を元にした小説です。「天海僧正」とは徳川家康のブレーンの一人として徳川幕府の礎を築いた人で、「日光東照宮」とかを作ったことで有名な方。
徳川三代将軍の乳母で有名な「春日の局」が実は光秀の腹心であった「斉藤利三」の娘であることから、「春日の局」の話なんかも絡めてうまい具合に光秀を「生存」させてあります。
光秀の人間像としては清も濁もあわせもったすごーくしたたかでしなやかに描かれていて(ちょっとのめり込み気味)とても好きです!
とりあえず、光秀フリークになりたきゃ読んでみぃ!

★☆★本日の広くて浅い豆知識★☆★

光秀の子供が何人いたのか、ということも、実はよく分からない。「謀反人」の明智家のちゃんとした家系図が残っていないからです。
のちに「私こそが光秀の子です!」とか名乗り出た人が「証拠の家系図」を持ってたそうなんですが、これがまた怪しげで、余計な混乱を招いたりして。
「二男三女」説、「三男五女」説などさまざま。絶対に間違いないのは細川忠興に嫁いだ「お玉ちゃん」こと「ガラシャ夫人」のみ。あと、最低でも娘は(お玉ちゃん含め)3人はいないと話がおかしくなっちゃいますね。いろんなとこにお嫁に行ってる(はず)なので。
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by hana230 | 2004-02-06 21:51 | 小説

光秀ちょー美形説の証明(?)

戦国時代の美女って、なんだかタクサンいたようですが、中でも一番有名なのは「お市の方」(信長の妹、浅井長政の妻)かしら?
そして、「お市の方」に負けず劣らず有名なのは美濃の「濃姫(帰蝶)」(まむしの斎藤道三の娘、信長の妻)と「細川ガラシャ」(明智光秀の娘、細川忠興の妻)
実は「濃姫」は光秀のいとこ(らいし)。血縁者が二人も絶世の美女とか言われてるんだから、光秀もちょー美形だ。間違いない!(長井秀和口調でよろしくお願いします)

★☆★本日のコレを見よ!★☆★
「細川ガラシャ夫人」三浦綾子著・新潮文庫
独断と偏見による・・・■お勧め度;4(5段階評価)■光秀ミーハー度;4(5段階評価)

光秀の娘で、キリシタンで有名な細川ガラシャさんのお話。子供のころ、どれだけ光秀に愛されてそだったか(上巻)、本能寺の変後、「謀反人の娘」としてどんなに思い悩んだか(下巻)、が描かれています。
上下巻のうち、上巻は光秀出現度大。光秀とその妻ひろこさんのラブラブぶりが堪能できます。光秀が異常な程いい人です。
女性作家さんの作品らしく、上品な感じで、人生論あり(?)ラブロマンスありな優しい物語です。

★☆★本日の広くて浅いひとりごと★☆★

光秀ちょー美形説の裏付けをもうイッチョ。
かの「親信長派」ルイス・フロイスさんが光秀の息子をべた賞め。「まるで貴公子のごとく」といった誉め具合。謀反人の息子なれど、べた賞めしたくなるほどの美形。こりゃーパパ光秀だって美形だったに違いない!って気になってきませんか?
ま、どんなに美形であろうとも、晩年は禿げで有名になっちゃうわけですが…。
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by hana230 | 2004-02-05 21:35 | 小説

「五十五年の夢」っつーか「野望」ちゃうん?

「五十五年の夢」というのは光秀の言らしいのですが、本当かな?ちょっと「さっすがぁ、かっこいいなぁ」とも思うけど、信長の「人間五十年」やら秀吉の「夢のまた夢」やらに対抗して後世の人が作ったんじゃないのかな?とか疑ってみたりしてます。
なんだか光秀に関してはマユツバものの逸話が多い気がしてしまいます。

★☆★本日のコレを見よ!★☆★
とりあえず、また小説をご紹介します。
ある日、本屋で漫画を買おうと(‐ー;)レジに並んでいたらレジ横に陳列されていたので予備知識もなしに購入した一冊。特に光秀ファンにとって「この本イイ!」とかいうお勧めではないです。(なのになぜ紹介するんだ?)

「明智光秀」徳永真一郎・PHP出版
独断と偏見による・・・◆お勧め度;2(5段階評価)◆光秀いい人度;2(5段階評価)

それほど作者の空想や脚色を加えずに起こった出来事を並べていった感じで、あまり感情移入できないタイプの小説。
「明智光秀」という人物像についてはかなり「野心家」寄りに描かれています。光秀をメインの小説は「いい人」感が前面に出てしまう傾向にありますが、これはなかなか野望(?)に燃えてる感じがして良いかも。それでもなおかつ「正義感」というか、「大義は我にあり」を前面にだそうとしてますが。

★☆★本日の広くて浅いうんちく★☆★
明智光秀は出自がよく知れません。
よーするに、信長に仕えるまで(正確には朝倉義景に仕えるまでというべきか?)「うだつのあがらない男」もしくは「能ある鷹が爪を隠しすぎ」(?)だったようで、史書・文献などがあんまり(と、いうか、ほとんど)残っていないそうです。
小説家にとっては「そこが腕のみせどころではっ?!」とか思うのですが、やっぱり信長に仕えることになったエピソードあたりから始まる小説が多いですね。子供のころから書かれても話が長くなるだけって感じかな?
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by hana230 | 2004-02-03 20:24 | 小説

明智光秀はお嫌いですか?(T_T)

明智光秀はお嫌いですか?
あの、「本能寺の変」で有名な(?)明智光秀なんですけど・・・。

信長ファンにはアシゲにされそうですが、ひっそりこっそり光秀ファンの主張なぞ、やってみよーかなーって。でも・・・なぜ自分のサイトでやらずにブログでやるのか・・・それは、流行りモノ好きだから・・・さっ!


★☆★本日のコレを見よ!★☆★
とりあえず、初日なので、スタンダード(?)なところで、小説なぞをご紹介。しかもヨリドリミドリ(?)の小説の中で最も「美しくまとまっている」感じの一冊。

「鬼と人と~信長と光秀~」堺屋太一著
独断と偏見による・・・◆お勧め度;4(5段階評価)◆光秀いい人度;5(5段階評価)
Amazonで探したら、どうやらユーズドでないと手に入らない様子

信長の独白と光秀の独白が交互に繰り返されていて二人がすれ違っていく様子はまるで倦怠期の恋人同士!多くを語らぬ男(信長)に翻弄されて静かに逆ギレする女(光秀)みたいな(^_^;)
「鬼と人と」というよりは、「天才と凡人」とかいうイメージです。
タイトルのかもし出す雰囲気のように信長をただの暴虐武人な鬼に描いていたらきっと、「美しくまとまっている」感50%ダウンしてただろうと思われます。
個人的には、「きっと、たぶん、実際こんな信長と光秀だったんだろうなぁ」と、そこはかとなく納得。理想の光秀像とはちょっとずれてますが、たぶん事実はこれだ、という妙な「安定感」「安心感」を持って読める一冊。
まぁ、とりあえず、光秀ファンなら読んどけ!
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by hana230 | 2004-02-02 22:16 | 小説